プロフィール

山の文化祭&セミナー

ドキュメンタリー映画『小屋番』上映会
12:20 – 13:40 主ホール

制作

宮田 八郎氏
穂高岳山荘小屋番・ハチプロダクション代表

1966年神戸生まれ。
学生の頃から穂高を訪れ1991年穂高岳山荘スタッフとなる。1994年 – 2006年支配人を務める。
年間200日を山で暮らしながら、映像技術とテレビ中継技術を穂高で学び、映像制作会社ハチプロダクションを設立。小屋番の傍ら撮影・制作活動を続けている。
現場にいる身として遭難救助にも多数出動。小学館コミック『岳-ガク-』の原作中に“宮川三郎”でコミカル・シリアスに登場。

安全登山セミナー ~山岳救助の現場から~
14:00 – 14:50 小ホール

講師

山口 孝氏
北ア南部地区遭対協救助隊長

講師

宮田 八郎氏
穂高岳山荘小屋番・ハチプロダクション代表

プロフィールは上記『小屋番』上映会をご覧ください。

講師

岸本 俊朗氏
長野県警察 山岳遭難救助隊 松本班班長

1978年千葉県生まれ 信州大学卒。
信州大学山岳会に所属し国内外の山に登頂。
2004年長野県警察に入り、2007年機動隊へ配属後2013年より現職。

家族で山に登ろう!
15:05 – 15:45 小ホール

講師

赤沼 健至氏
㈱燕山荘代表取締役・北アルプス山小屋友交会会長

健康に登山を楽しむためのアドバイス~山岳診療所の経験から~
16:00 – 16:40 小ホール

講師

川地 慎一氏
岐阜大学医学部付属病院 医学博士

1970年岐阜県内で誕生し、1994年岐阜大学医学部卒業。2003年医学博士取得。
現在は岐阜大学病院にて内科医師として勤務する傍ら、日本体育協会公認スポーツドクターとして毎年の国民体育大会をはじめ競技スポーツに関わる。
趣味は山登りで、穂高岳山荘の御好意で岐阜大学が診療所を開設している奥穂高岳夏山診療所に数年間、医師として診療に携わっている。

コワイ!クサイ!クマが出る!?でこでこ流山の楽しみ方
16:55 – 17:35 小ホール

ゲスト

ゲキ氏(中山和美)
漫画『でこでこてっぺん(山と溪谷社)』作者

山と渓谷社の最長連載「でこでこてっぺん」の著者。
こてこての関西人で、元祖・山ガールにして沢ガール。父に連れられて幼児の頃から山に登り、その山歴は40年を越えるも、未だ読図ギリギリ、重い荷物を持つとカッパを着た犬のごとく動けなくなるへなちょこハイカーだが、その能力?を活かして、現在もへなちょこマンガを連載中。17年分の作品を集めた2010年出版の単行本に続き、12年後の還暦第2巻目を狙っている…?!

聞き手

大畑 貴美子氏
山岳専門誌『山と溪谷』編集部員

大阪出身の43歳。
92年に山と溪谷社に入社し、行きがかり上、登山を始める。最初はなぜこんな苦しいことに人が夢中になるのか不思議だったが、気がつくと、山は人生になくてはならないものになっていた(おかげでいまだに嫁にもいけてません)。
山の魅力にくわえ、山に生きる人たちの思いにもふれられる、槍・穂高や八ヶ岳が好き。
この界隈に通いながら、日々登山者としての修行を積ませてもらっている。

山の演奏会 『品川聖 ~ヴィオラ・ダ・ガンバによる演奏~』
18:05 – 18:25 小ホール

演奏

品川 (ひじり)
演奏家・東京古典楽器センター講師・日本ベルギー学会会員

桐朋学園大学およびブリュッセル王立音楽院卒業。ヴィーラント・クイケン氏ほかに師事。
留学中の2001年、信州でのソロ・デビュー以来、各地でのコンサート活動をはじめ、北アルプスの山小屋でもソロ・コンサートを展開。
フィールドを歩く演奏家としても注目を集めている。これまでに3枚のソロCDをリリース。東京在住。
http://hijiri-s.com/

山岳フォーラム・シンポジウム

オープニングプログラム
12:40 – 13:30 主ホール

山の演奏会 – British Brass DOLCE

British Brass DOLCEは1987年に発足した長野県唯一の英国スタイルのブラスバンド。
英国スタイルのブラスバンドとは、コルネット、フリューゲル・ホーン、テナーホーン、バリトン、ユーフォニアム、バスと言った同族の円錐形金管楽器(サクソルン属)に、直管のトロンボーンと、打楽器を加えた30名ほどの演奏形態で、均整のとれた音色は柔らかく大変温かみがあり、歩くパイプオルガンの異名もあります。
毎年開催する定期演奏会を始め、様々な依頼演奏会や、学校への講習会などを通じて、地域音楽文化の向上と、英国スタイルブラスバンドの普及を目的に活動を続けております。

『ジャンダルム』 – ハチプロダクション

講演 「山に登って元気になろう!」
13:45 – 14:35 主ホール

講師

岩崎 元郎(もとお)
登山家・無名山塾主宰・日本登山インストラクターズ協会理事長

1945年東京大井町生まれ。
1963年昭和山岳会に入会して登山の基本を学ぶ。
1981年ニルギリ南峰登山隊に隊長として参加、帰国後、無名山塾を創立し登山学校活動を開始開始。遠足倶楽部を併設、中高年登山者の安心登山の啓蒙に努める。
NHK教育テレビ番組「中高年のための登山学」にみなみらんぼうさんと一緒に出演し、凸凹コンビで人気を博す。
文藝春秋に「悠々山歩き」連載中。『登山不適格者』『ぼくの新日本百名山』『日本登山大系』など編著書多数。

パネルディスカッション
14:50 – 16:20 主ホール

コーディネーター

鈴木 啓助氏
信州大学 山岳科学総合研究所長

パネリスト

赤沼 健至氏
㈱燕山荘代表取締役・北アルプス山小屋友交会会長

パネリスト

吉野 徳生(のりお)
『山と溪谷』編集長

1966年、千葉県千葉市生まれ。明治大学商学部卒業。
漫画誌の編集を経験後、1995年、山と溪谷社に入社。『skier』『snowboard』編集部を経て、2002年より『山と溪谷』編集部。2006年に同誌副編集長、2011年より編集長。

パネリスト

伊藤 かおる氏
前長野県教育委員会委員

長野県松本市出身。
立命館大学産業社会学部卒業。昭和57年 大学卒業時よりR&D(株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント)総合研究所(東京都)において、生活者調査・研究、エリアマーケティング調査、企業内教育研修指導等に従事。
平成5年 メンタルヘルス及び企業内教育研修、OA技術習得指導、マーケティングを主業務とする「コミュニケーションズ・アイ」を設立。
平成14年 法人化、現在に至る。

パネリスト

磯野 剛太氏
登山家・旅行家・日本山岳ガイド協会理事長

1954年東京生まれ。成蹊大学経済学部卒。
高校時代から日本国内の登山・登攀活動、山岳スキー等に専念。国内で幾つかの岩壁初登攀記録を残す。
1976年 ナンダ・デヴィ、77年欧州アルプス以降、1980年チョモランマ北壁、1984年カンチェンジュンガ中央峰登頂。1988年の日本・中国・ネパール三国合同チョモランマ登山隊の南側登攀隊長。また、北米最高峰マッキンリー山頂からのスキー滑降、ヒマラヤのガンジス河上流激流ゴムボート下り、中国の未踏査地域調査やボゴダⅡ峰初登頂、キレン山脈最高峰初登頂等を実践。
最近では、山岳・自然ガイドの全日本組織化の中心となり、各地のカルチャーセンター講師や各種専門組織、地域社会村興し等のアドヴァイサーも務める。

パネリスト

山下 達已氏
(一社)海っ子の森代表理事

三重県は東紀州の小さな漁村で漁師の子として育ちました。
10年前に磯焼け(海の砂漠化)により海藻の森が減少していることを知り鳥羽市の離島で、海の森づくり(藻場)を行っている漁師の活動に初めて参加し、海の生態系で藻場が持つ重要な役割を知り、山の植林と並ぶ市民活動として「海藻の森づくり」海っ子の森サークルを結成、平成22年に一般社団法人海っ子の森として登録し代表に就任。

パネリスト

原 薫氏
㈱柳沢林業代表取締役

1973年神奈川県川崎市生まれ。
小さい頃から外遊びが好きで、中学も親が怒り出すほど部活に明け暮れる。高校は外国語ばかり勉強する学校だったが、地理の先生の影響で大学は農学部に進学。卒業後はろくに就職活動もせず、一年ぷー太郎生活に。「木を読む」という木挽き職人の珠玉の言葉がちりばめられた一冊の本をきっかけに木に関わる職人になりたいという夢が。たまたまご縁があった林業の世界にはまりにはまって、女ではあったがずっと伐採の仕事に従事。また林業の職に就いた地で狩猟免許をとり、冬は大物猟に出かける。4年前林業の仕事で続いたケガがきっかけでヨガを始め、インストラクターの資格を取得。今年8月、㈱柳沢林業の代表取締役に就任。信州で出会った同郷の炭焼きの夫と甲斐犬一匹と暮らしている。

山の博覧会

三代澤本寿「山の型絵染」展

展示

三代澤(みよさわ) 本寿(もとじゅ)氏 (1909 – 2002)
型絵染作家

三代澤本寿は松本市に生まれ、20歳代半ばで姉夫婦が静岡で営んでいた染料店で染物教室をはじめました。その静岡で開催された県展に出品されていた型絵染(かたえぞめ)作家の第一人者・芹沢銈介の作品に出会い、衝撃を受けて本格的に染色の道を志しました。
その後、民藝運動の創始者・柳宗悦の知己も得て、型絵染作家としての技も磨かれ、柳宗悦の著作本や、雑誌『工藝』の表紙なども手がけました。「型絵染」というと、布への染色を思い浮かべますが、戦時中、生地が貴重だった時代に和紙への染色技法を確立させたことが、三代澤の作家としての道を切り拓いたと言えるでしょう。また松本では、松本民芸館の創設者・丸山太郎らとともに、戦後の信州を「民藝運動」で復興しようと尽力しました。柳宗悦の死後は民藝運動から遠ざかり、ひとり、作家として国展への出品を続けました。
山岳協会の会員にも登録していた趣味の登山からは、可憐な高山植物を図案化した作品が次々に生まれ、松本の顔としても親しまれました。抽象的なモティーフとともに、今見ても斬新で力強いデザインです。
三代澤が亡くなってから10年あまり。松本の街中を歩くと、今も三代澤がデザインしたロゴマークや作品などを目にすることができます。どうぞ、三代澤作品をお楽しみください。

山岳写真展

展示

渡辺 幸雄氏
写真家・(社)日本写真家協会会員・日本山岳写真集団同人

1965年埼玉県越谷市生まれ。
1987年東京綜合写真専門学校卒。
北アルプス・北穂高小屋勤務を経て、フリーカメラマンに。
1993年より長野県松本市在住。
2011年度キヤノンカレンダー作家。
「山と溪谷」「ワンダーフォーゲル」、「岳人」並びに「岳人別冊」、「PEAKES」などの山岳雑誌やカメラ雑誌、写真撮影ツアー講師等で活躍中。
著書に、「アルペンガイド7 槍穂高連峰」(山と溪谷社)、共著には「マウンテンヴォイス」(情報センター出版局)他多数。

展示

小口 和利氏
写真家

1953年松本市生まれ。
穂高岳涸沢ヒュッテで小屋番体験後渡欧。ヨーロッパアルプスを登り歩く。
写真家水谷章人先生に出会いアシスタントとして働く。
1983年よりフリー。スキー、スポーツ写真の世界で仕事の後、山岳自然風景の世界へ。
1990年よりNHK文化センター松本教室写真講師を務める。様々な講師活動の他、毎年、地元信州、北海道、ヨーロッパアルプス、ヒマラヤ、アラスカなどで撮影ツアーを開催している。
著書に「オーストリアアルプスハイキング案内」 山と渓谷社

山岳絵画展

展示

畦地(あぜち) 梅太郎氏(1902 – 1999)
画家

1902年 愛媛県北宇和郡二名村(現在の宇和島市三間町)に生まれる。
1926年 内閣印刷局活版課にはいる。平塚運一の指導を受け、仕事を手伝う
1927年 日本創作板画協会第7回展に初出品、初入選。恩地孝四郎と出会い、
〈恩地流〉の摺りを会得する
1941年 平塚運一がきつつき会を結成、会員として参加
1943年 国画会会員となる
1946年 第1回日本美術展蘭会(日展)に出品、入選
1953年 第2回サンパウロ・ビエンナーレの日本代表に選ばれ、出品
1960年 第2回東京国際ビエンナーレ展に招待出品
1973年 畦地梅太郎〈とぼとぼ50年〉が郷里の愛媛県立美術館で開催される
1976年 日本版画協会名誉会員となる
1986年 郷里の三間町名誉町民となる
1998年 町田市名誉市民となる
1999年 4月12日96歳で永眠

世界で活躍するクライマー展

展示

馬目(まのめ) 弘仁(ひろよし)
登山家

1969年生まれ。福島県いわき市出身。
高校山岳部で山に親しみ、クライミングに興味をもつ。信州大学農学部林学課卒。社会人山岳会に入り、本格的にクライミングを始める。国内では冬期を中心に信州の山岳を中心にクライミング記録多数。2006年、4回目の挑戦で、メルー中央峰“シャークスフィン”(インド・6310m)を登る。2008年、ティンカンポチェ(ネパール・6468m)北東壁初登攀。2012年、キャシャール(ネパール・6769m)南東岩稜初登攀により、2013年にピオレ・ドール受賞。スコットランドで開催されたインターナショナル・クライマーズミーティングにインスピレーションを受け、2008年より国内でウィンタークライマーズ・ミーティングを北アルプス明神岳の岩壁を舞台に開催。またかつてはクライミングをテーマにした冊子『Run Out』を発行した。現在は、妻と子ども3人で松本市郊外に住む。松本広域森林組合の現業職員として日々郷山で務めている。

展示

野田 (まさる)
登山家

10代から登山を始め、20代になってからはクライミング、そして社会人山岳会の日本登攀クラブに入会。
以来、四季を問わず長野県内の山を中心にクライミング、縦走登山などを行う。
春から秋は北アルプスの岳沢小屋のスタッフとして勤務しながら休暇はクライミングと、山にどっぷりな生活を続ける。